マイナス控除ってなんだ?

給料計算をやっていると、

まれに発生する

 

マイナス控除

 

何のことだかわかりますか??

 

控除のマイナス

‐> こんな式 -a×-1=+a  をイメージしてください。

・・・・

 

たとえば、これを読んでいる時期が4月給与の計算時期だったとして、

 

Cさんの給与(3月給与)の計算が間違って居たことが発覚しました。

本来の所得税が 10,000円だったところを、

誤って、12,000円引いてしまっていた場合、

今月の給与で先月引きすぎた2,000円を返金しなくてはいけませんよね?

その時に、行うのが、マイナス控除です。

控除項目(所得税調整、その他控除など)に、マイナスの値を入れる。

そうすると、手取額が2000円増えます。

 

給料は、

支給額 - 控除額 = 手取り です。

控除の額が、減るため、手取りが増えるのです。

 

ちなみに、例のようなケースの場合に備えて、

「所得税調整」という項目があると便利ですね。

でもめったに使わないのでなくてもOKです。

 

ちなみに、誤った項目と同じ項目(今回のケースであれば、所得税)で調整すると、

今月の支給額に対する 所得税が10000円の時、

調整額の2000円を合算すると、

給与明細には、所得税 8000円と記載されます。

これは、後になって(数年後とか、年末とか)見ると、

何のことか分からなくなる可能性が 非常に大きいです。

そのため、

所得税 10,000円

所得税調整 2,000円

と分けて管理することをお勧めします。